ハーレー好きのご夫婦が営むおしゃれな古民家カフェ「鐵馬厩」へ。夏限定のスイーツメニューは

神奈川・厚木市にある古民家カフェ「鐵馬厩（てつまや）」。

外観を見た限りでは、風情のある歴史的な佇まいから和風の雰囲気を想像していました。しかし、実は外と中のギャップが大きく、なんと中にはハーレーダビットソンが！

お客さんを驚かせるような、良い意味で刺激的な魅力溢れるカフェを、ぜひご紹介させてください。

鐵馬厩はどこにある？行きやすさ・駐車場は？

「上荻野」のバス停から、歩いておよそ4分。細い道を抜けた先にある、決して好立地とはいえない古民家カフェ「鐵馬厩（てつまや）」は、その土地柄でありながら平日の昼間も多くの人で賑わっています。

お店は築250年の古民家を改装し、2016年にオープン。室内のバイク置き場は元々馬小屋だったそうで、バイクを意味する“鐵馬”と合わせて、現在の店名にしたそうです。

お店の入り口には、馬具の蹄鉄を活かしたモニュメントも。駐車場は車14台分が用意されており、十分なスペースが確保されています。交通機関でのアクセスはやや不便なため、ドライブやツーリングで立ち寄るのがおすすめ。

厚木カフェ「鐵馬厩」の店内の様子

中の様子がこちら！外観とのギャップが大きくて、バイクに興味がない人からしたら、多少驚かれるかもしれません。

入ってすぐ右側にハーレーダビットソンが展示されているほか、バイクに関する昔の冊子などが置かれています。こちらに展示されているバイクは、カフェを営むご夫婦のものなんだとか。

普段はカフェで働きながら、休みの日はご夫婦でツーリングだなんて、理想すぎる。

筆者が訪問した際には、上部に設置されたテレビで映画の『団塊ボーイズ』が流れていました。

お店に入って左手、奥へと進む店内の様子を見てみると、昔懐かしい祖父母の家のような和風テイストな空間。おしゃれなソファやチェアなどが設けられ、洋風な雰囲気も感じられる和洋折衷なデザインと言えそうです。

日替わり定食、蕎麦が絶品！夏はかき氷メニューも

提供されているのは、日替わり定食などの食事メニューのほか、ドリンクやスイーツまで充実したラインナップ。日替わり定食には角煮定食・鰆の味噌煮定食・ふわとろオムライスの3種類があります。

コーヒーの提供にも力を入れているとのことなので、カフェ利用の際はぜひ試してみて。季節ごとにおすすめメニューが変わり、訪れるたびに新しい楽しみが生まれるところも嬉しいポイントです。

スイーツメニューには自家製のケーキのほか、夏にはふわふわとしたかき氷がラインナップしています。

今回は「角煮定食 半熟卵付き」（1320円）、「鰆の味噌煮定食」（1320円）、「手打ち蕎麦（冷）」（930円）を注文。食後にはかき氷の「黒みつきな粉」（880円）をお願いしました。

「角煮定食」にセットになっているのは、ブリッとした大きな肉のブロックが2つ。これだけでお腹に溜まりそうな、ボリューミーな一品です。

数日間たっぷりと煮込んだという肉は、甘めの出汁が十分に味が染み込んでいて、ぺろりと完食できる美味しさ。

「鰆味噌煮定食」についてくるお新香や小鉢は、先ほどの角煮定食と同じ。

見た目からかなり味が濃いのかと予想していましたが、食べてみると案外優しいお味。ほどよく味噌の味わいが染み込んでおり、お米がついつい進んでしまうメニューです。

最初は定食のみで済ませようと思ったものの、数量限定で用意しているという手打ち蕎麦も気になったことから、こちらも注文。

毎朝手打ちしているという蕎麦は、香り高くて絶品。成人男性が定食を食べたあとに蕎麦も完食することができたため、ボリュームにはやや欠けるかも。大盛りを注文するか、他の単品メニューと合わせるのが良さそうです。

そして、注目すべきがこちらの「雪氷」。抹茶・黒みつきなこ・キャラメルナッツのほか、2023年8月18日の時点では、「ぶどう」のメニューも用意されていました。ちなみに過去にはいちごや白桃、マンゴーも登場していたようです。

他のお店のかき氷と異なるのが、水を凍らせた氷を削るのではなく、ミルクを削っている点。そのため普通のかき氷よりも濃厚で、最後まで贅沢にその味わいを楽しみ尽くせるんです。

営業時間は時期によって異なるため、訪れる前に注意して。厚木地方にお出かけの際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう。