無料とは思えないクオリティ！茨城の「牛久シャトー」でワインの歴史を学ぶ

茨城県牛久市にある、「牛久シャトー」をご存知ですか？1903年に開設された日本初の本格的ワイン醸造場で、日本とは思えないような海外風の建築物を見ることができます。正直歴史を何も知らないまま行ったのですが、無料とは思えないクオリティの高さで、時間潰しのはずが思いの外楽しむことができました！

『花ざかりの君たちへ』の舞台にもなった「牛久シャトー」

1903（明治36）年に開設された牛久シャトー。実業家である神谷傳兵衛が、茨城県牛久市に開設した日本初の本格的ワイン醸造場です。フランスに現存した醸造場をモデルに、ボルドー地方の技術を用いて、葡萄の栽培からワインの醸造・瓶詰めを一貫して行なっていたといいます。

2007（平成19）年11月に経済産業省より、牛久シャトーが「近代化産業遺産」に認定。この印象的な建造物は、ドラマ『花ざかりの君たちへ』の校舎としても登場していました。

敷地内にはレストランも。100年以上の歴史を誇る煉瓦造のワイン貯蔵庫を改装したレストランで、美味しいワインと料理を楽しめます。

「神谷傳兵衛記念館」で歴史を学ぶ

牛久シャトーのコンテンツは、無料で楽しむことが可能。この立派な神谷傳兵衛記念館も、無料で見ることができます。

中に入ると、大きな樽がお出迎え。

ずらっと並んでいる姿を見ると圧巻。

2階に上がっていくと、神谷傳兵衛やワインの歴史を知ることができる展示が並んでいます。神谷傳兵衛の生い立ちや事業の流れ、当時の広告などは見応えがありました。

当時の写真や昔使われていた機械などが展示されており、飽きることなく楽しめます。

2階の展示を見終わると、下へと進む階段が。薄暗くなっており、物静かなので少し怖い雰囲気も漂っていました。

進んでいくと、また樽が並んでいます。写真だとかなり明るく見えますが、実際はもっと暗くて雰囲気のある感じになっているので、ぜひ確認してみてください。

予定までの時間つぶしに…とかるい気持ちで寄りましたが、中身や展示物も充実していて満足感あり。日本ではこんな風にワインが作られ、普及していったのだと学ぶことができました。

出口近くには、ドラマに参加した堀北真希さんや小栗旬さんのサインがありました。あれから15年以上経っているだなんて、月日の流れの速さにびっくりです…。

ここで作られたワインやビールをお土産に

せっかくワイン醸造場にきたのでお酒を買っていこうと思い、ショップへ。残念ながら、店内の撮影は禁止されていました。中にはワインが種類豊富にラインナップしており、オリジナルのビールも販売されていました。

シャトー醸造のビールやワインは、ショップの近くで飲むことも可能。お酒が苦手な人は、葡萄ジュースを飲むのなんかもいいですね。気軽に楽しめる施設になっているため、お近くに出かけた際は立ち寄ってみては。