スコティッシュフォールドのなりやすい病気は?

こんにちは!たにやん(@taniyan_catlife)です(/・ω・)/

前回ではスコティッシュフォールドを飼う上での注意点だったり、猫の身体に配慮した部屋などの環境作りについてご説明させていただきました。

とても可愛くて人気の高いスコティッシュフォールドですが、実は寿命が短いだったり病気になりやすいとも言われている猫種でもあります。

もうご存知の方もいるかもしれませんが、まだ知らない方は飼い始めた後に病気になりやすい猫種と知って不安になってしまうかもしれません。

そうならないためにも飼う前にスコティッシュフォールドの病気について知識を増やしておくことによって、不安も緩和ができると思います。

今回は病気の部分を主にご説明していきます。

スポンサーリンク

スコティッシュフォールドは病気になりやすい猫種?

スコティッシュフォールドは病気にかかりやすいと耳にしたり何かの記事で読んだことがあるかもしれませんが、病弱で体調が崩しやすいというよりも、スコティッシュフォールド特有の遺伝子疾患になってしまうリスクが高い部分があります。

※私の飼っているスコティッシュフォールドは生後5か月から飼っていますが、病気などせずに今でも元気に生活してくれています。

では、スコティッシュフォールド特有の遺伝子疾患や病気はどんな種類があるのでしょうか?

骨軟骨異形成症

スコティッシュフォールドのかかる代表的な病気がこの骨軟骨異形成症(こつなんこついけいせいしょう)です。

骨軟骨異形成症は、クッションとして関節を保護してくれている役割を持つ軟骨が硬くなってしまう病気のことです。

硬くなってしまうことによって、身体の関節(特に足首などの四肢の部分)を動かすと痛みが生じてしまい、悪化していくと歩行が困難になってしまいます。

スコティッシュフォールドの可愛らしい特徴の折れ耳も軟骨の突然変異によってなったものです。

※スコ座りは身体の痛みの緩和や四肢などに負担をかけないようにするために、このような座り方をしていると言われています。

肥大型心筋症

肥大型心筋症(ひだいがたしんきんしょう)は心筋症の中でも、猫がなってしまう多い病気です。

左心室の心筋肥大が特徴で、異常に肥大してしまうことによって左心房からの血流が悪くなり、全身への血液の流れも悪くなっていきます。その結果、左心房内の流れが悪くなった血液が原因で肺の高血圧となり、悪化していくと肺水腫になり、呼吸の困難な症状がでてきます。

それから、血栓症を起こして、その血栓が大動脈に詰まってしまい後ろ脚が麻痺してしまう場合があります。

※初期症状は無症状な場合が多いです。そのため早期発見が難しいです。

外耳炎

外耳炎(がいじえん)はスコティッシュフォールドの耳の折れている子になりやすい病気です。

外耳道の皮膚に炎症が起きてしまう病気で、外耳道炎とも呼ばれています。

耳が折れていることによって、耳の中が湿気や垢がたまりやすくなってしまい菌が繁殖しやすい状況となってしまいます。

耳の中が炎症を起こし腫れたり、皮膚が荒れたりする症状が出ます。

耳垢が溜まって耳から臭いがすることがあり、耳垢の汚れの色や臭いは原因によって様々となっています。

※悪化すると症状が痒みから痛みに変わっていきますので、日常の観察やお手入れに注意が必要です。

尿石症

尿石症(にょうせきしょう)は尿路に石ができてしまい、それが原因で頻尿や排尿困難になってしまう病気で血尿にもなってしまったりします。

尿の中に含まれているミネラル分が何かの原因で溶け切らずに結晶となった状態で出てきます。

大きさは様々で、目に見えないほどのものからクルミほどの大きさだったりとされています。

症状が悪化してしまうと、尿路に大きな石(結石)が詰まり、尿が出せなくなってしまいます。尿が出せなくなってしまうことによって、毒素も体外に出すことができず命に関わる状態になってしまいます

知っていることで余裕が持てる!

上記のスコティッシュフォールドがなりやすい病気をご説明させていただきました。

今までに知らなくて、様々な病気のことをしってしまいスコティッシュフォールドを飼うのを諦めようと思ってしまった方もいるのではないでしょうか?しかし、全部のスコティッシュフォールドが上記のような病気になってしまうという訳ではありませんし、病気にならずに元気でいてくれている子もいます。

それに人気が高いのも、スコティッシュフォールドには今までご紹介してきたような魅力がたくさんあるからです。

知っているのと知らないのでは、もし実際に飼っているスコティッシュフォールドが病気になってしまった時の飼い主さんの気持ちの余裕や初期対応も変わってくると思います。

猫のお話から少しはずれてしまいますが、みなさんは救命の連鎖をご存知ですか?自動車などの運転免許証をお持ちの方なら教習所で教わったり、学校の授業や会社の講習で消防職員が講師として教えてくれますので知っている方が多いのではないでしょうか?

この言葉は人間対して考えられた連鎖(言葉)ですが、飼っている動物にも当てはまる部分があります。

心停止の予防

心停止の予防は心停止に関わらず、病気それから怪我の予防に努める。

早期認識と通報

早期認識は飼っている動物の病気や怪我にいち早く気付くこと。

通報はかかりつけの動物病院などに連絡して判断を仰ぐ。

※夜中や休日でも緊急対応してくれる動物病院もあるので、かかりつけ動物病院が緊急対応できない動物病院の場合は緊急対応してくれる動物病院もいざという時の候補にしておきましょう。

一次救命処置

一次救命処置は病気や怪我に対して、ご自身が持っている知識や動物病院の先生から頂いた助言をもとに処置や対応を行う。

二次救命処置

二次救命処置は一次救命処置では改善や回復がしない場合、もしくは動物病院の先生が病院での処置を判断した場合に速やかに動物病院へ搬送(連れていく)する。

※ご自宅の近くに動物病院があったり、自家用車などですぐ行けるのであれば良いのですが、そうではない場合は後手後手にならない行動を心掛けてください。大切な家族(動物)の危機なのですから、後で後悔しない行動やオーバートリアージ(症状を実際よりも重く判断する)の判断や行動でも私は良いと思います。実際になってしまった時に焦ってしまわないためにもイメージトレーニングをしておくのもいいかもしれませんね!

具合が悪くなっても人間の言葉がしゃべれないから普段と様子が違ったら病院に連れてってほしいニャ!
スポンサーリンク

まとめ

今回は様々な病気についてご説明させていただきました。

スコティッシュフォールドを迎えるにあたって知っておいた方が良い知識ですし、知っていることによって病気や怪我を未然に防ぐことができたり、なってしまった時の正しい行動や行動する時の飼い主さんの心の余裕も変わってくると思います。

みなさんの中でスコティッシュフォールドを飼いたいと思っている方は、上記のような知識や対応を高めることで、飼い主と迎えた子が安心して共に生活できると思いますのでご参考にしてみてください。

スポンサーリンク
おすすめの記事