
今回はアメリカンショートヘアの性格や飼う上で気を付けた方がいい病気の部分についてお話していきます。
目次
この猫ってどんな性格?
まずは、性格の部分から先にお話していきます。
アメリカンショートヘアは基本的には明るい性格の子が多いです。
好奇心も旺盛で、時にはやんちゃが過ぎてしまう場面もあったり...(笑)しかし、賢い性格なのでトイレの場所を覚えさせたりだったり、しつけ面ではあまり手がかかりにくく猫を初めて飼う方にはアメリカンショートヘアは飼いやすい猫種と知られています。
孤独が好きなのもアメリカンショートヘアの特徴で、家族の人以外には慎重になりやすく撫でられることは許せても抱っこしようとすると嫌がることがあったりします。中には家族からでも抱っこを嫌がる子もいますので、そのような性格の子とは床に座って膝の上や横で撫でてあげるなどして猫ちゃんとのスキンシップをしてあげてください。
アメリカンショートヘアの祖先猫がブリティッシュショートヘアであるため、自立心の強さの影響になっているかもしれません。
身体を動かすのが大好き!
アメリカンショートヘアは運動能力が高くて好奇心旺盛な猫種なので、とにかく身体を動かすのが大好きです。
アメリカンショートヘアは昔は船舶内などでネズミを捕ったりしていたので、アメリカではマウサーと呼ばれていたそうです。(※マウサーとはネズミを捕る動物のことをいいます。)
そのため、動くものにはとても敏感に反応し、その動いてるものを追いかけたり捕まえずにいられない好奇心旺盛の部分があります。ねずみのおもちゃなどで遊んであげると喜ぶかもしれませんね(笑)
身体を動かすのが大好きな猫種なので、運動不足になってくるとストレスを溜めてしまったり太りやすくなってしまいます。
ストレスや肥満はアメリカンショートヘアだけでなく、動物にとってよくない状態です。病気や怪我を未然に防ぐためにストレスや体重などの体調管理には気を付けてあげましょう。
おもちゃで遊んであげるだけでなく、部屋にキャットタワーなどを置いてあげて猫ちゃんだけでも運動ができるような環境を作ってあげると良いでしょう。
ルーズスキンってなに?
ルーズスキンはお腹あたりの皮膚がたれてしまっている状態のことをいうため、脂肪がついてしまって肥満状態になってしまっているわけではないので、健康面の問題があるわけではないので心配は要りません。
アメリカンショートヘアにはルーズスキンといわれるお腹あたりの皮膚のたるみのある特徴が多く、肥満と間違えてしまうことが多いです。
肥満状態とルーズスキンを簡単に見分けるポイントがあります。
まず、猫ちゃんを真上から背中を見てみてください。肥満状態の場合はお腹まわりに脂肪がついてしまっているため真上から見たときにお腹が横に膨れています。ところが、ルーズスキンの場合はお腹まわりに脂肪がついているわけではないので真上から見てみても横に膨れたりしていません。
また、アメリカンショートヘアを子猫から迎えた場合は成長過程でお腹あたりを定期的に観察してみてください。
ルーズスキンは子猫の頃から少しずつ形成されていく特徴があります。そのため、急にお腹まわりが膨らむことがないので、変化の速い場合は肥満状態の可能性が高いです。
アメリカンショートヘアを飼う上での注意点は飼い主さんが肥満状態とルーズスキンをしっかりと見分けてあげて、肥満状態にならないために体調管理を行ってあげることがポイントです!
※急な身体の変化は病気の心配もあるため、そのような場合は念のため動物病院で診察してもらったほうが良いかもしれません。
初めてでもお薦め!
アメリカンショートヘアは賢い性格なので、しつけや飼いやすさのしやすい猫種です。
飼い主さんにとても懐きやすいので性格の観点からもお薦めできます。
アメリカンショートヘアの可愛さ+賢さ+性格は世界中で人気の高い要因になっていますね!
アメリカンショートヘアのなりやすい病気は?
アメリカンショートヘアは病気に強い体質で筋肉もとてもよく発達していてがっしりとした体格をしていることから病気や怪我のしにくい猫種です。
しかし、食欲が旺盛で運動不足になると肥満状態になりやすいことから肥満などが原因で病気になってしまう場合があります。
肥満状態が原因で糖尿病や関節疾患になってしまう場合があります。
猫の糖尿病とは?
糖尿病は人間でも同じことが言えますが肥満状態が原因で発症してしまう病気です。
猫も肥満状態が原因で糖尿病になってしまう恐れがあります。糖尿病を発症してしまった猫の症状としては今まで以上に水をたくさん飲むようになり、それにともなって大量に排尿をするようになります。
先天的な要因の他にストレスを多く溜めこんでしまっている猫がなりやすいといわれています。
関節疾患とは?
肥満状態になってしまったことが原因で身体の体重が増加し、その負担が関節にかかってしまうことが理由で関節疾患になってしまう場合があります。
関節疾患を発症してしまった猫は慢性的に関節の痛みに苦しむことになってしまい、症状が悪化していくと遊ぶところか身体を動かすことも嫌がるようになってしまいます。
肥大型心筋症や急性腎不全にも注意!
その他にも、肥大型心筋症や急性腎不全にもアメリカンショートヘアはなってしまう恐れがあります。
肥大型心筋症とは?
肥大型心筋症は心臓の病気の1つです。肥大型の他に、拡張型や拘束型があります。
この肥大型心筋症が心筋症のなかで多いタイプの症状です。
左心室の心筋が肥大してしまうのが肥大型心筋症の特徴で、本来は心臓の筋肉の動き(拡張や収縮)によって体内の血液を循環させていますが、心筋の肥大が原因で拡張や収縮がスムーズに行うことができなくなり、そのことが原因で身体に様々な悪い影響が出てきてしまいます。
症状が悪化していくと、呼吸困難や肺水腫、血栓が大動脈に詰まってしまうことが原因による足の麻痺症状が発症してしまう恐れがあります。
急性腎不全とは?
急性腎不全は腎臓の機能が急に働かなくなっていってしまう症状です。症状の進行がとても早いため、突然症状が現れます。
急性腎不全には腎臓に異常があり発症してしまう場合と何らかの別の病気により発症してしまう場合の2つのパターンがあります。
心不全や脱水症状などが原因によって腎臓に送られている血液循環に問題が起きた時や感染症が原因で腎臓に悪い影響を受けてしまったことが原因で発症するといわれています。
他にも尿道の閉鎖によって排尿ができなくなってしまった場合などにも起こるともいわれています。
症状が悪化していくと、日に日に元気がなくなっていく様子となり食欲が減ってしまいます。
そのことが原因で水も飲まなくなっていってしまい、脱水症状や嘔吐をするようになってしまいます。さらに症状が悪化していくと低体温や痙攣の症状が出始め、尿毒症にまでなってしまう恐れがあります。
※急性腎不全はワクチンで予防できるので、ワクチン接種を行ってあげましょう。
病気にならないために気を付けること!
アメリカンショートヘアを飼う上で病気にならないために気を付けてあげてほしいことは、猫ちゃんにストレスを溜めこませたり肥満状態にならないために運動をしっかりさせてあげてください。
運動不足によってストレスを溜めてしまったり肥満状態が原因よってご説明したような様々な病気を発症してしまう恐れがあるからです。
部屋内でアメリカンショートヘアが運動できるようにするために、飼い主さんがおもちゃで一緒に遊んであげるだけでなく、キャットタワーなどの上下運動をできるものを設置してあげると良いです。
これなら飼い主さんが一緒に遊んであげられない時でも運動することができるので、運動不足によるストレスや肥満状態を未然に防ぐことができます。
それからアメリカンショートヘアだけに限らず、日ごろからの猫ちゃんの観察や定期的なワクチン接種をすることで様々な病気対策になると思います。
健康な状態で猫ちゃんと一緒に過ごせるために、これらのことを心がけてあげてください。
まとめ
今回はアメリカンショートヘアの性格や飼う上で気を付けた方がいい病気の部分についてお話させていただきました。
元気いっぱいで身体が丈夫なだけでなく、賢い子が多いので、猫を初めて飼う初心者のは方でもおすすめできて、とても飼いやすい猫種です。
それから、まだどの猫を飼いたいか決まってない方はアメリカンショートヘアも候補に入れてみても良い思いますよ!