
みなさん、こんにちは。たにやん(fa-twitter/taniyan_catlife)です。
今回は、ねこの足や爪がテーマです。
犬は爪で壁などをガリガリしないのに、ねこはなぜやるんだろう・・・と疑問に思ったことありませんか?
身近な動物でもねこぐらいじゃないかなと思います。
そんな不思議な行動の目的や理由をご説明してきます。
目次
なんでガリガリするの?
ねこがこのような行動をするのには、ちゃんと理由があります。
いくつか理由があるので順番にご説明します。
爪のお手入れ
ねこにとって爪はとても大事な部分です。
樹木などの高いところへ移動する時や食料となる動物を捕まえる時です。
他にも縄張り争いや自分の身を守るためにも使用します。
爪をガリガリと研ぐことによって、爪に覆われている層の古くなった部分を落としたり、長くなってしまった爪のケアの理由があります。
ストレス解消
この行動にはストレスを解消するためにも行われていることがあります。
人間もストレスが溜まってしまった時になにかに衝動的に当たりたくなってしまう、もしくは当たってしまいそうになる時がありますよね?
ねこの感じたストレスを何かの物にガリガリすることによって解消しています。
このような行動をすることによってねこ自身の精神状態をコントロールし、気を紛らわしています。
臭いづけ
ねこは自分の行動エリアに自分自身の臭いをつけて、他のねこがそこに近づいたり占領したりを防ごうとしています。
ねこの足からもマーキングとなる臭いを出すことができるので、ガリガリしながら自分の臭いや跡をつけて自分の存在をアピールしています。
飼い主さんへのかまってアピール?
上記の説明は、主に野良ねこや外で飼っているねこによく当てはまる部分です。
では、安全な室内で飼っているのになぜこのようなことをするの?って思ったときに、まず考えられるのはストレス解消の時です。
あとは飼い主さんにかまってもらいたい時のアピールです。
頭の良い子は壁をガリガリすると飼い主さんがこっちに来てくれると学習しているねこは、このような行動で飼い主さん気を向けさせてこようとします。
ごはんの催促でされたりすることも・・・(笑)
室内でやめさせることはできる?
ねこのガリガリは本能的な部分があるので、全く止めさせることは難しいです・・・。
それにこの行動はねこ自身にとっても、大事な爪を維持していくために大切な行動ですので、止めさせる訳にはいきません。
だからといって、飼い主さんをご自宅の家具や壁がボロボロになっていってしまうのは見ていられないと思いますので、私が実際にやっていたポイントをいくつかご紹介します。
爪とぎできる道具を用意してあげよう
ガリガリする標的を家具や壁ではなく、用意した道具にさせる方法です。
この道具も様々なものが売っていますので、飼われているもしくは飼おうとしているねこの身体の大きさなどに合わせて選択してあげましょう。
ペットショップやホームセンターで売っていますよ。
※できれば、子ねこのときや迎え入れたときに早めに設置してあげて、他の場所でしてしまう前に覚えさせてしまったほうが良いです。
スプレーをする
この方法はねこの嫌がる臭いを家具や壁に吹きかけることによって近づけさせない方法です。
近づかなければガリガリされる心配がないので安心です。
このスプレーもペットショップやホームセンターで売っています。
※スプレーをしたからといって永続的に効果があるわけではありませんので継続して行う必要があります。
ねこ自身にも近づけさせない習慣が身についてきたら徐々にやめていっても良いと思います。
保護フィルムを貼る
家具や壁にフィルムを貼ることによって保護します。
透明の保護フィルムであれば、家具や壁の外観をそこまで損なうことなく守ることができることに加え、直接汚れてしまうことも防ぐ効果があります。
※保護フィルムはすこし高価なので、部屋の色んな部分を保護しようと思うと、大量に必要になり費用もとてつもなくかかってしまいます。これを用いるなら少ない場所で使用するときや細かい場所のときをおすすめします。
プラダンを使う
この方法はプラダンを壁に貼って保護します。
プラダンってあまり耳にしませんよね?イメージ的にはプラスチック製の段ボールみたいなものです。
この半透明の板がプラダンです。
大きさや色も様々なので、使う場所に合わせた大きさを用意しましょう。
上の写真のように両面テープを使って壁に貼り付けます。
※この時に強力な両面テープを使ってしまうと、プラダンを外す際に壁のクロスまでも剥がれてしまう可能性があるので注意してください。
貼り付けるとこのようになります。
このように部屋の角でも綺麗に折れて貼り付けることができます。
段ボールのようにそこそこ厚みがあるので、ねこの爪が貫通しにくくなっています。
主にホームセンターで売られていて、大きさが大きくても安価で売られているので、広い面積を保護したい時に最適です。
※保護フィルムと違い、部屋の外観は損なってしまいます。それから、素材の自由があまり効かなく、細かい所や家具には不向きです。
まとめ
私が初めてねこを飼い始めたときに取り入れた方法が、プラダンでした。
ねこの性格によっても変わってくると思いますが、うちのねこは壁ではなく道具の方に興味を示してやってくれているので、途中からプラダンを外してしまいました。
もし部屋の外観をそこまで気にしないようでしたら、ねこの性格を探るためにも初めは安価で保護できるプラダンが良いと思います。
ねこのガリガリに心配やお悩みな方は是非試してみてください。